性へのめざめ

何が私をそうさせたんだろう。

性を意識した初めては多分小一くらいの頃の思い出。
確か「ピラニア」かなぁ題名違うかもだけど洋画を父と見てた。
ダイビングしてた男女が水中で絡みだしてたの。
ボンベをはずしてキスして、女の人が男の人の水着をナイフで切るの。
小学生の愛梨は、
「こんなことしてたら息できなくて死んじゃうんじゃないのかな？
なんでこんなことするの？危ないよ。」
って父に聞いた。なんでこんなことするの？って。
父は「遊びだよ。」って答えたと思う。
遊び？あそび？
その表現って当たってるのかもしれないけど子どもの愛梨には理解不能。
子どもには正しい知識を教えなくちゃ。
だめだよ〜お父さん。
おかげでずっと、不可解なまま頭に残ってた。
『エッチは遊び』ですか。

小4・小5くらいから友達の弟とか時々誘惑しようとしてた。
好きだよ。とか冗談風に言ったり、スパッツ姿見せてみたり。
訳わかんないけど。（笑）
相手は一個下とかだったから誘惑も何もなかったんだけどね〜。

それから中学くらいまでかな。
まだHって具体的にどんなことするのかしらない。
でも裸でお布団入ってるの気持ちよくてよく一人もぞもぞ遊んでた。
弟とかともよくごろごろじゃれあってるのが気持ちよくて、絡まって遊んでた。
親は多分ちょっと心配してたな。「何やってるの！？」って。
「スキンシップ〜＾＾」って答えてたけど。

高校生のころ、死にたい。ってよく思った。
でも苦しむのはイヤだったから無理だったんだけど。
それから、援助交際とかいう言葉がはやってて、
「私が都会に生まれてたら、きっと援交とかやってるだろうな。」
「処女って、いくらで売れるんだろ？」とか考えてた。
それくらい何か、すさんでた。
学校では普通に勉強嫌いじゃなかったし、遊ぶような友達もいなかったし、おとなしい優等生タイプの女の子だったの。
男の子とも用事がなければ話さないようなね。
同い年の男の子とは話せない。
変なとこ純情だったかも。
でも暇つぶしに見つけた官能小説ネットで
いろんな話よく読んで参考に、高3くらいだったかな？一人エッチでイクことを覚えたり。

予備校生のころ、反抗期だったのかまっすぐ帰るのがイヤでよく寄り道してたのは今の彼氏のいたお店だった。
相手が好意みせてくれてたから始めからちょっと狙ってた。
早く処女捨てたかったんだよね。
でも相変わらず男の子と親しくすることってあまりなかったから、そこの店員の、年上の男は相手にちょうどいいかなぁって。
そういう思いは根底にあったけど、表面上はほんとに彼のこと好きになってたんだけど。

でもそいつはしょうもない男だったんだよね。
他に女がいるのに、愛梨の告白を受け入れ手を出した。
愛梨も女の存在なんとなく感づいてはいながらも微妙に
脱処女に利用したんだけどね。
でも裏切られた思いが愛梨の心の中の何かを壊した。
　
大学にはいって、遠距離になったからもう彼とは終わると思ってた。
でも向こうは相変わらずの態度だったから関係は続けちゃったんだよね。
一ヶ月に一回とか実家帰って会ってはヤってた。
求められることで安心感を得てたの。
慣れてくるとフェラ毎回要求されるようになったから
一応調べてみたり彼氏の反応見たりして、徐々に技術を見につけていった。
でもやっぱりそんな、ほぼ体だけの関係では心満たされるはずもなく、そのころ告白られた相手と付き合ったの。
彼氏が愛梨にしてるのと同じように愛梨も彼氏と二股かけちゃった。
その相手とは一年くらい続いたけど・・・
まぁそいつとも終わるべくして終わったって感じ。
今はまた彼氏一人だけ。
その代わり今のバイトを始めた。

愛梨をこうしたのは環境に恵まれなかったことなんだろうな。
‘彼氏‘の愛情もらえなかったこと。

愛梨だけを愛してほしいのに愛されない。
だから誰でもいいから、愛して？って。愛梨だけを見てくれる人がほしい。って。
電車とかで隣に座った男にでももたれかかったり、ぎゅ〜って抱きしめられたりしたい思いに駆られてた。
ぬくもりがほしかった。
だからバイトもそれほど抵抗なくはじめれちゃったんだろうな。